あとぴくんは小学校5年生男子.サッカー好きで,ちょっと勉強が苦手.学校が終わったらすぐに公園に行きたいし,お休みの日も日が暮れるまで外で遊んでいます.いつもお母さんに叱られるけど,夏休みの宿題は最後の1週間で気合で仕上げます.いいところは何に対しても一生懸命なとこ,純粋なところ.でも嫌いなことはすぐ後回しにします.


そんなあとぴくんは,幼稚園のころから首,体,手足に湿疹がでてきて,近くの皮膚科の先生にアトピー性皮膚炎だねと診断されてしまいました.汗をかいたり,毛糸のセーターを着たりするとかゆみが強くなって,時にはかき壊して血がでてしまいます.ちゃんと皮膚科でもらった薬をかく前か,かいてすぐに塗るとよくなるのですが,かゆくなっちゃうのは治らないし,ひどくなりすぎるともう手がとまらなくなるんです.

アトピー性皮膚炎の症状は,皮膚炎(=湿疹)ですが,ある一線をこえると猛烈にひどくなり,塗り薬が効きにくくなり,全身に広がっていってしまいます.このような悪化をフレアとかフレアアップと表現します.
かゆみに耐えられず,かき壊し,服やおふとんに血がついてしまったり,お風呂の中で傷がつくまで深くえぐってしまったり,一度かきだすと止められなくなります.あとぴくんはずっと,どうしてこんなにかいてしまうんだろう,どうすれば手がとまるんだろうと疑問に思っていました.


ある時ふと,なにかにぷんぷん怒った後や,わんわん泣いた後にすごくかゆくなることに気づきました.そしてある時は,お風呂で温まった時や,ソファで寝ちゃって眠い時や,お休みの日の朝起きた時に特にかゆいなぁと気づきました.「あれ?なんか,かゆくなる法則があるぞ」
それからあとぴくんは,汗をかいたらすぐにタオルでふくこと,家に帰ったらできるだけ早くシャワーで流すこと,夜寝るまで寝落ちしたりせず,ぼーっとする時間を減らすこと,お風呂で温まりすぎずにサッと出ること,怒ったり泣いたりした後はかゆくなるのを予想すること,湿疹ができちゃったら早めに塗り薬をぬって広がらないようにすること,わっとかゆくなったら冷凍庫の保冷剤で冷やすことを一つずつ自分で気づいてやれるようになってきました.
なんだか,体というか,皮膚が温まるとかゆみが強くなるんだなぁってことが経験からわかってきたようです.そしてぼーっとしているとかゆくて,サッカーしたり観たりしているときにはかゆみをあまり感じないこともわかってきました.

最近,お母さんが見つけてくれた皮膚科クリニックに通うようになりました.そこではなんだか,どうしたら湿疹が起こらないようになるかを一緒に考えてくれるみたいで,スキンケアというものに興味を持ち始めました.お母さんもびっくりしています.

おかあさん,薬師如来って知ってる?その仏さまのように薬指で塗るんだって.知ってた?
次は,ドラッグストアでこのクリーム買ってきてね
自分であれこれ考えてがんばれるようになってきたあとぴくん.それでもやはり,かゆみが強くて悪くなっちゃうときもあるし,どうしていいかわからなくなる時もあります.
「お母さん,今週クリニックに行って,ここをどうしたらいいか聞きたいんだよー」
「じゃぁ予約とっておくから一緒にいこうね」
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アトピースキンケアクリニックのロゴは,薬師如来さまと,アトピー性皮膚炎に向き合う少年から出来上がりました.諸説ありますが,薬師如来の右手は薬指が前に出て,薬を肌に塗るのに使われていたといわれます.それが薬指(くすりゆび)の由来ともいわれます.
薬師如来のパワーとあとぴくんの一生懸命が融合した「あとぴ如来」
ひとりでも多くのあとぴっ子が,自分のよわ肌びんかん肌に向き合えるように,お父さんお母さんがその子の肌を理解できるように,
あとぴ如来の力を借りて,全力サポートしていきます.


